2015年11月14日

「発声練習はどれくらいすればいいでしょうか?」

「練習は、毎日したほうがいいでしょうか。

時間的にはどれくらいしたほうがいいですか。」

という質問をいただくことがあります。


発声練習は、できるだけ毎日おこないましょう。

発声は楽器のレッスンと同じなので、毎日コツコツと続けることが大事です。


一回の練習量については、各自の自由ですが、

「いつも一日に数分」のように、あまりに少ないと、

なかなか上達しないかもしれません。


音楽やスポーツ、何かの技術習得と同じように、

練習にエネルギー(時間や手間)を注ぐ人ほど上達しやすいですね。


できるだけたくさん練習するのも大事ですが、

「ふだんどれだけ声を意識して過ごしているか」も、とても大事です。


「良い声を出そう」「習ったやり方で声を出そう」と意識して話すことで、

ふだんの会話も発声トレーニングになります。


いっぽう、声のことをすっかり忘れていつも無造作に声を出していると、

なかなか声や話し方はよくなりません。


「声を意識する習慣をつける」のも大事なトレーニングです。


いつでも「良い声を出そう」と意識できるようになれば、

一日中、発声トレーニングをしているようなもの


こうなったら、以前よりグンと上達しやすくなる、と想像できますよね。


「昨日よりも少しでも多く意識できるように」がんばりましょう。

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2015年11月15日

「どんな発声練習をすればいいですか?」

今回も「質問共有コーナー」です。

以前いただいた質問をこちらでもご紹介していきます。


一人の方からの質問は、

他の人も同じように「知りたい」「気になる」と感じていたり、

他の人にとっても必要な理解が得られたりするので、

これからも遠慮なく質問してくださいね。


今回は、

「どんな発声練習をすればいいですか?

毎日するメニューのようなものがあれば、教えてください」。


まずは手順をざっと挙げますね。


@喉開け

A前回のレッスンで習ったトレーニング

B「自分の課題」「強化したい、もっとやりたい」トレーニング




@「喉開け」


まず、ウォーミングアップとして「喉開け」のトレーニングをします。


「喉開け」のトレーニングに慣れてきた方なら、

(その日の調子にもよりますが)だいたい数分で喉が開いて

声が出やすくなってきます。


もちろん、「いつでも喉を開けて話せるようになりたい」

「喉開けが苦手なので、しっかり練習したい」

という場合は、もっと時間をかけるのもいいですね。



A次に、「前回のレッスンで習ったトレーニング」をしましょう。


特に、「次回まで練習してきてください」とお伝えしたトレーニングは

欠かさずおこなうと効果的です。



Bさらに時間をかけられるなら、


「自分の課題に効果的なトレーニング」

「どうも苦手だから、もっと上手くなりたいトレーニング」

「もっと磨きをかけたいトレーニング」


などを練習しましょう。


「自分の課題」とは、例えば、

「○○さんは、これからお腹をしっかり使えるように、

支えのテクニックをがんばりましょう」といった

私から皆さんそれぞれにアドバイスさせていただいていることです。



「毎日の練習メニュー、流れ」についてご紹介しました。
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2015年11月21日

家でこそ良い声で

「日常生活でも良い声で話そう」としっかり取り組んでいる方から、

このような質問をいただいたことがあります。


「仕事中はよそいきの良い声をキープできるようになったのですが、

家に帰ると仕事疲れでクタクタで良い声を出す気力も体力もなくなります。

これではいけないですよね。」


そうですね。

まずは、「よそいきの声」という認識を改めていきましょう。


「よそでは良い声」「よそでない場所では良くない声」と、

「良い声」と「良くない声」を使い分けているようなものなので、

いつになっても「気を抜くと良くない声」になってしまいます。


「よそ」「うち」の区別をなくして、いつでも良い声で話すようにしましょう。


そのためには、「うちでこそ良い声で話そう」と思ってください。


家では自分に甘くなってしまいがちなので、

そのくらいの気持ちでいないと、なかなか改善できないからです。


「うちでこそ良い声」で話せるようになれば、もう本物ですよ。


無理しなくても、気をつけなくても、

いつでも良い声で話せるようになっていることでしょう。

posted by ヴォーチェ at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月01日

レッスンに続けて通う理由は

「レッスンを一回休んだら、その間に声の調子が悪くなった気がします。

間が空いたのが原因でしょうか。」


そうですね。

どんな人でも正しい発声からズレてしまうので、

レッスンの間が開くほどズレやすくなります。


一流のオペラ歌手でも、ズレを調律してもらうトレーナーがついているそうです。


なので、「レッスンはズレを直す場所」「そのために継続して通う必要がある」

と思って通ってくださいね。


特に、初心者の頃ほど、ズレやすいものです。


いったん「やり方がわかった」「以前より良い声が出た」と思っても

少しすると以前の自己流のやり方、以前の声に戻ってしまいやすい。


正しい声の出し方が、まだしっかり身についていない段階だからです。


ズレてしまったり、以前の発声のクセが戻ってしまうことは、

誰にでも起こることですから、いちいちがっかりせず、

レッスンでズレを直し、正しい方向へと軌道修正しましょう。


また、トレーニングは継続が大事です。


演奏家もマラソン選手も毎日練習をしますね。


良い声で話せるようになりたいなら、「良い声の演奏家」になったつもりで、

練習を欠かさないようにしましょう。

posted by ヴォーチェ at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月06日

話していて喉が痛くなるのは

Q.「 仕事で電話で話すことが多いのですが、

夕方になると喉が疲れてきて明るい声が出にくくなったり

喉が痛くなってしまいます。どうすれば改善できるでしょうか」


喉が疲れてくるのは、お腹が使えていないからです。

お腹を使えないと、喉に頼った「喉声」になります。

「喉声」は喉にたいへん負担のかかる発声です。


これから「支え」のトレーニングをしっかり練習して、

喉声を卒業しましょう。


それと、受話器に向かって話すイメージをしていませんか。

これも喉声の原因になります。

これから、「電話で話す時のイメージのしかた」をレッスンで取り上げますね。


* * *


保育士さんや、学校の先生、講師、接客業など

声を出すことの多い仕事をしている人はとくに

喉声を卒業する必要があります。


喉声でがんばって声を出していると、

喉が痛くなったり、声枯れになったりしやすく、

ポリープや結節をつくってしまうこともあります。


「正しい発声を身につけることも仕事のうち」と思って

レッスンに通い始めた方もいますが、

仕事へのプロ意識の高い、賢明な選択ですね。
posted by ヴォーチェ at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月15日

声と話し方は一つ

「私は話し方の技術を身につけたいのですが、

声のトレーニングもしたほうがいいのでしょうか?」


もちろんです。

「声と話し方は一つ」だからです。


いくら話す技術が高くても、声が良くないと、

「聞いていたくない」と相手に感じさせて

「聞く耳」を持ってもらえなくなります。


また、いくら声がきれいでも、

言葉遣いが汚かったり、何が言いたいのかわからない話し方など、

話し方が稚拙では、やはり聞いていて心地よくないですね。


人間関係やものごとが上手くいくコミュニケーションができるようになりたいなら、

「良い声」と「良い話し方」、セットで必要です。


「声と話し方は一つ」。

この意識を持ってトレーニングしていきましょう。
posted by ヴォーチェ at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月20日

「声が低いのが悩みです」

●声の「高い低い」よりも大事なこと


女性の方から、「声が低いのが悩みです」という

ご相談を受けることが割とよくあります。


たしかに、ある程度高めの声のほうが好印象を与える声です。


ですが、「声の高い、低い」を気にする前に

気をつけたい要素があります。


「声が明るいか、暗いか」です。


声の高さよりも明るさのほうが、

「相手に与える印象」に大きく影響します。


いくらピッチの高い声でも、暗い響きの声では、

「暗い人」という印象を与えたり、

聞く人の気分まで暗くしてしまいます。


低めの声でも、響きが明るければ、好印象を与えることができます。


「声の響きが明るいかどうかを気にしたことがなかった」

という人は、まずはそこを気にしてみましょう。



●本当は低くないのに悩んでいる人も多い



また、実際には全然低くないのに

「低い」と思い込んで悩んでいるケースもよくあります。


その場合、声の響きが暗いために

「低い声」という印象になっている可能性があります。


そういう人は、発声トレーニングでかなり印象が変わるはずです。


共鳴発声法は声の響きが明るくなる発声法なので、

練習することで「明るく高め」の印象の声に変わるからです。


実際は低くない人でも、実際に低い人でも、

共鳴発声法のトレーニングで

別人のように明るく心地よい響きの声になります。


これからどんな良い声に育つか楽しみに

希望を持って取り組んでいきましょう。
posted by ヴォーチェ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月25日

声が出るしくみ

「声はどうやって出るのでしょうか?」


呼気(吐く息)が閉じた声帯の間を無理やり通ることによって、

声帯が振動し、音(喉頭原音)が出ます。


この喉頭原音を鼻や口の中の空間に響かせることによって

「声」になります。


これが声が出るしくみです。


ここで、ぜひ知っておいてほしいのが、

声のもと「喉頭原音」は、誰でも「良い音ではない」こと。


草笛を吹いたときのような、「ビーッ」という感じの

原始的な音なんです。


どんな人でも声帯を通過した時点では

決して心地よい音ではない。


そこから、どのように「声のもと」を共鳴させる(響かせる)かで

「良い声」「残念な声」になるかが決まります。


ということは、声は生まれつき決まっているわけではなくて、

良い声が出るように響かせ方を練習すれば、

誰でも「聞き心地のよい声」になる、というわけです。


そのためにも、「共鳴」がうまくなるための発声法

共鳴発声法のトレーニングが最適。

希望を持って練習しましょう。
posted by ヴォーチェ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

声は3分で変えられる?

「テレビで見た発声テクニックでうまくいかなかったのは、どうしてでしょう」


「効果がない」と気づくことができたのはラッキーでしたね。

理由を2つ挙げてみます。


1つは、「お手軽なテクニックは効果が長続きしないから」。


「すぐに」「簡単に」手に入れたテクニックは、いわゆる付け焼刃。

取ってつけたように不自然になったり、ちょっとしたことでうまくできなくなったりします。

これでは使い物になりませんよね。


もう1つは、「フィードバックが無い、一方通行の情報だから」。


発声トレーニングはとても繊細な作業です。

説明を見聞きしただけで正しい発声をするのは至難の業。

レッスンで声を聞いてもらったり、メールで様子を報告したりするなど、

正しくできているかチェックしてもらう必要があります。

一人でトレーニングをしても上手くいかないのは、こういうわけです。



お手軽でないものほど、身につけたあとは最強の味方、武器になってくれます。

これからは本物の実力を手に入れましょう。
posted by ヴォーチェ at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月25日

声は遺伝で決まっている?

「母と声がそっくりなので、私の声は遺伝で生まれつき決まっている気がします。

それでも声を良くすることはできますか」


もちろんできます、ご安心ください。


「親と声が似る」のは、発声器官(頭部の形など)が似ているという理由だけでなく、

後天的な理由があります。


子供は親を手本にして発声や話し方を身につけるので、声が似るのです。

ピアノやバイオリンの音が、先生と弟子で似てくるのと同じ理由ですね。

逆に、世界的歌手の親が美声とは限りません。


トレーニングによって変化する余地が、声はたいへん大きいのです。


同じバイオリンでも、初心者が弾くのと一流のプロが弾くのでは、

まったく違う音色になるように、

同じ楽器(発声器官)を使ったとしても、

演奏法──つまり発声法──が違えば音(声)が変わります。


だから、発声トレーニングで声はいくらでも変えられます。

これからどんな良い声になるか楽しみですね。
posted by ヴォーチェ at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする